2017年4月19日水曜日

『よのなかを変える技術 ―14歳からのソーシャルデザイン入門―』を読み直す 1 ―ソーシャルデザインって何?―

こんにちは。尾野です。

今日は某カフェで仕事をしています。
「引きこもり」ならぬ「外こもり」を長いことしていたので、すっかり慣れました。
いわゆる「ノマドワーカー」ってやつです、ええ(笑)。

さて、今日から、ある本を詳細に読んでいく特集をしたいと思います。
お題は、お友達の今一生さんが2015年に出した、『よのなかを変える技術 ―14歳からのソーシャルデザイン入門』。
そうです。私の人生を変えてしまった、あの本ですね。

ここのところ忙しくて読書から離れていたのですが、甲府でのイベントを控えていることもあり、もう一度この本を読み直してみることにしました。
しばしの間、お付き合いください。

さて、今さんの講演のお題にもある、「ソーシャルデザイン」ですが。
多分、まだ適切な訳語が与えらえていない、っていう理解でいいですか、今さん?
日本ではまだ概念が普及してないので、日本語の名前が与えられていないんでしょうな。
大きい辞典だと20年がかりで編纂なんてザラにあるんで、もしかしたら訳語が与えられるのは20年後かも。
頑張ってくれよ、言語学者の皆様。

で、今さんはどう説明しているかというと…。

きみにとって弱者や少数派は、それまで出会ったことのない異文化のはずだ。「よのなかの仕組み」によって弱者にさせられた少数派は、貧困家庭に育っている人だけじゃない。同性愛者や障がい者、親からひどい虐待を受けてる人、ハーフの子、難民、10代のシングルマザー、家出少年、売春少女、レイプ被害者など、実にさまざまな少数派が、きみと同じ時代を生きている。
きみの生い立ちや境遇とはあまりにも違っているように感じてるうちは、彼らの言い分や気持ちをすぐには理解できないかもしれない。でも、彼らにしか持ち得なかった「当事者固有の価値」を発見すれば、「よのなかの仕組み」を誰にとっても生きやすいものへと変えていける。そのような社会変革の活動を、「ソーシャルデザイン」というんだ。


私の場合、虐待・いじめ・パワハラを経験してきているし、うつ病・発達障害持ちなんで、今さんの言葉は割とスッと入ってきました。
でも、マイノリティであることを経験していない人には、よくわからない世界なのかもしれない。
もう少し、具体例を知りたいな。
というわけで、続きはまた明日以降。

2017年4月16日日曜日

「一点もの」に会えるイベント ―5/6、今一生氏講演会@文化のるつぼ へちまでの新作ラインナップ―

こんにちは。尾野です。

今日は、5/6に甲府・文化のるつぼ へちまで開催するイベント、今一生氏講演会 「ソーシャルデザインって何? ―生きづらさを解決する集中講義―」にて販売する、新作アクセサリーのご紹介です!

まずはこちら。「Setsuna ―刹那―」シリーズ。
山梨ではなかなか手に入らない、「チェコ・ファイアポリッシュ」というビーズを使ったストラップです。



普通、工業製品は色ムラのあるビーズを除外します。
しかし、Mad Cat factoryはあえてその色ムラを活かし、「一点もの」としての「Setsuna」を作っています。
今回出品する中には、デットストック(販売終了)ビーズを使用したものも。
価格については、イベントの集客状況を見ながら設定を考えたいと思います。

続いては、「Sora ―宙―」シリーズ。
こちらも、私自ら専門店で買い付けをした、貴重な天然石を使っています。
















写真は、ユナカイトという石を使ったネックレス。
実はこれ、同じロットの石なのに、カラーが全然違うんですよ。
ユナカイトは心身のバランスを整え、トラウマを解消すると言われている天然石。
色々憂鬱になる連休明けにおススメです。

「Sora」シリーズは、ユナカイト以外の天然石でも展開します。
石によって価格が異なりますので、続報をお待ちください!

さて、5/6のイベントは、まだまだ残席があります。
オフ会は、もうすぐ〆切予定。
皆様のお越しを、お待ちしています!

2017年4月7日金曜日

学校教育は子どもを殺す ―閉鎖的情報環境の危険性―

こんにちは。尾野です。

世の中はここ数日入学式らしいですね。
私も、来週から始まる学童クラブの仕事に向けて、目下勉強中です。

さて、今回勤務する学校は、特殊カリキュラムを組んでいるんですが、公立である以上、「学習指導要領」の縛りを受けます。
あの、「決まったこと以外は教えてはいけない」というドSな決まり事ですね。
で、私はどうやら調べ学習を振られるらしいんで、全国学校図書館協議会(SLA)が2004年に制定した(古っ!)、「情報・メディアを活用する学び方の指導体系表」(PDF注意)を読みに行きました。
すると、驚きの事実を発見。
見やすいように項目を抜粋しましたので、こちらをどうぞ。


この中で、私が特に注目したのは、情報・メディアの種類のうち、「人的情報源」が小学校低学年に含まれていないこと。
「人的情報源」ていうのは、平たく言えば、その辺の誰かに話を聞いてみる、ってことなんですけど。

アカンやつやこれ。
人とコミュニケーションを取ることが、学校教育では前提となっていない。
これじゃあ、子どもの世界が「学校―友達―家庭」に限定されてしまいますよ。
それって、とても危険なこと。

例えば、子どもが虐待を受けていたらどうする?
さすがに小学校低学年で、「それって虐待だよ」と言ってくれる友達はいないでしょうよ。
だとしたら、子どもは救われないよ。
どうするつもりなんですかね?

というわけで、私は学校図書館で、児童虐待に関する情報源を収集して提供することを提案します。
具体的には、お友達である今一生さんが発行しようとしている「新編 日本一醜い親への手紙」を、日本図書館協会(JLA)全国学校図書館協議会(SLA)で一定数買い上げ、特に資料費の手薄い公共図書館や学校図書館に手渡して欲しい。
JLAさん、SLAさん、子どもを救うために、ご協力いただけませんか?

今さんの取り組みについては、以下のサイトや動画をご参照ください。
http://letters-to-parents.blogspot.jp/


閉鎖的な情報環境は、子どもを殺すかもしれない。
こんな教育の現場に身を投じる私に、何ができるのか?
常に考えていきたいと思います。

ところで、こんな私と話のできるイベントが、5/6に甲府で開催されます。
皆さんのご参加をお待ちしています!
ってか是非いらして下さい!
お問い合わせは、私のTwitterアカウントまでお気軽に!

2017年4月6日木曜日

ここが変だよ自立支援医療・後篇 ―いやそれ普通に人が死ぬから―

こんばんは。尾野です。

昨日のブログでは、まず自立支援医療費(精神通院)についての制度的な問題についてお話ししました。
今日は、実際に私が直面した、トンデモな事例についてお話ししたいと思います。

先日、私は居住する区の役所に、自立支援医療費受給者証情報の変更手続きに行きました。
住所が変わったことに伴い保険証が変わったのと、指定薬局を実家の目の前から、指定病院の門前薬局に変えるためです。
(いくらなんでも実家の前はリスクが高すぎる…。)

で、その時言われたのが、
「前年度の課税証明書を持ってきてください」
という一言。
そうだ、必要だったんだ!
前回、山梨から東京に引っ越してきたときは、事前に取っていたのに。
やはり急な家出は心の余裕を失いますな。
実行は計画的に。

で、前の住所あてに課税証明を請求して、今日再び区役所に行ったんですが、そこで担当者が一言。
「前の住所の役所に確認しますねー。」
まあそうだろうな。
ですが、一抹の不安を覚えた私は、担当者に釘を刺しました。
「実は、世帯主の虐待でこっちに避難してきたんです。向こうの区は、やたらと世帯主に色々連絡を取りたがるんですが、連絡を取らないよう言ってください。」

不安は見事に的中。
向こうの区は、毒親に確認を取ろうとしたらしい。
もちろん、こちらの担当者が全力で阻止してくれたんですが、もし私が釘を刺さなかったらどうなってたの?
身バレして、私、殺されてたかもよ?
市民の生命と財産、護れてないじゃん。

しかもその後、担当者から更なる一言が。
「課税確認取れたので、課税証明書いらないですよー。」
へ?言ってること違うじゃん。
見事に財産失いましたけど(400円+送料)。
拍子抜けして、暴れるの忘れましたけど、これはもうちょっと怒っても良かったかもなあ。

というわけで、全家出計画者に告ぐ。
役所、想像以上に頭悪いぞー!
一つ間違えると、マジで殺されるぞー!
気をつけろー!

以上、家出人尾野からの注意喚起でした。

2017年4月5日水曜日

ここが変だよ自立支援医療・前篇 ―あのう、情報どこにあるんですか?―

こんにちは。尾野です。
今日は朝から、役所への電話攻撃をしていました。
内容は明日にでもお知らせするとして、今日はその前段階情報を提供しようと思います。

先日のブログで紹介した自立支援医療費(精神通院)ですが、とにかく手続きがめんどくさい。
精神疾患患者にそれをやれってこと自体がもはや文化的虐待の領域じゃねえか、と突っ込みたくなるくらいめんどくさい。
どのくらいめんどくさいかは、東京都が公開しているリーフレットを参照してください(PDF注意)。
いやこれ頭おかしいでしょ。


一般的に、役所の手続きのうち、税金を還したり、費用を支給したりするものは、たまらなく手続きがめんどくさいです。
公金だから、と言われればそれまでなんですが、その手続きがつらくてできない人、たくさんいるんですけどね。
特に医療と福祉に関しては、何とかしないとアカンと思いますよ。
手続きを知っていて、タスクをこなす事務能力のある人なんて、そうそういないですから。
何だこの役人天国。
さらに、ネットではめんどくさい様式ほど公開していない。
どんだけハードルの高い書類を書かされるか、本当はここで晒したかったんですけどね。

で、この役人世界、どうやら相当ひどい世界らしいです。
百戦錬磨の私でさえ、あやうく死にかけるところでしたから。
何が起こったかは、また明日お知らせしたいと思います。

さて、そんなサバイバー尾野が主催するイベントが、5/6に甲府で開催されます。
チケット予約はまだまだ受け付けていますんで、お申し込みをお待ちしております。
何かわからないことがあったら、私のTwitterアカウントをフォローの上、話しかけて下さい。
よろしくお願いいたします。

2017年4月4日火曜日

虐待・ハラスメントは脳まで壊す ―治らない頭痛とストレスの関係―

こんにちは。尾野です。

今日は、某所に買い物に行ったんですが、途中で酷く頭が痛くなり、早々に退散しました。
最初は原因がわからなかったんですが、記憶をたどっていくと、過去のある頭痛に行きつきました。

「あ、これストレスだ。」

そりゃそうだ。
火曜日、この地域は母親が出没する可能性が高いんだ。
だったらもう、避難するしか方法がない。

今はもう、シェアハウスで紅茶を飲みながらくつろいでいますので、皆様ご安心を。


さて、今日は、頭痛についての体験談をお話ししましょうか。

今から10年ほど前のこと。
私は、上司のはげしいパワハラに悩んでいました。
上司が退職するまであと数週間という時期、私は毎日のように頭痛に襲われるようになりました。
あまりにひどい頭痛で、脳神経外科に駆け込んだんですが、MRIを撮っても原因不明。
とりあえず片頭痛と緊張性頭痛の薬が出て、一旦は引き下がったものの、頭痛は止まらず。
毎日のように七転八倒しましたよ、ええ。

その頭痛、上司が退職した途端におさまりました。
どうやら、上司から受けたパワハラが原因だったようで。
虐待・ハラスメントは脳の機能まで壊すんですね。

世の中には、原因不明の頭痛で悩んでいる方がたくさんいらっしゃるはず。
そんな方は、是非一度、ストレスを疑ってみてほしい。
医学界では、「不定愁訴」なんてあやふやな言葉をあてはめられてしまうけど、実はそうじゃない。
痛みは、もっと具体的なストレスを指しているのかも。

皆さんにとって、痛みを引き起こす原因は何ですか?
良かったら、5/6のイベント後のオフ会で、聞かせて下さい。

2017年4月3日月曜日

地方は発達障害者には生きにくかった件 ―制度上の「平等」と個人的な「不平等」―

こんばんは。尾野です。

今日は一日、役所回りをしていました。
まあ、元役所勤めの人間には、書類仕事なんざ楽勝なんですが、こと家出となると、知ってるはずのことが記憶から抜け落ちてしまうんで、「あああっ!手数料100円損した!」なんてことが頻発します。
家出はお財布にじわじわくるので、できれば計画的にどうぞ。

さて、今回は、私も使っている「自立支援医療制度(精神通院)」について話をしたいと思います。
この制度は、精神疾患(発達障害含む)で長期通院し、かつ一定以上の症状がある人に、医療費自己負担1割を適用するものです。
本来、一般の人は3割負担。
はい、かなりお財布に優しくて、助かっています。
特に発達障害の薬は高くて、3割負担だと30日処方で1万円超えなんて平気でありますからね。
…精神医療の闇は深い。

この「自立支援医療制度(精神通院)」制度ですが、都道府県によって「自己負担上限額」なるものが設定されています。
月当たりの上限額が決まっており、医療費がそれに達すると、自己負担がなくなるという制度です。
これがまた、地域によって格差が出てくること出てくること。

私が山梨にいたとき、自己負担上限額は2万円でした。
ところが、東京に戻ってきて、国民健康保険になった途端に、自己負担上限額がなんと5000円に。
月2回の通院で、大抵の場合自己負担がなくなります。
何なんですかね、この格差。
というわけで、調べてみたら、驚きの結果が。



制度上、「格差」は存在していないことになってたんです。
右側の「決定件数1件あたり支給額」は、ほぼ同額。
1人あたりに国がかけているお金は、全国均等なんです。

では、私が直面している格差は何なのか。
しばらく考えてみた結果、この結論に達しました。

「これが、地域間格差」ってやつだと。

正直、発達障害者には、地方は金がかかるし、病院ないし、車持たなきゃいけないしでメリットは何もない。
しかも、地方ほど差別が根強いですからね。

というわけで今日の結論。
「発達障害者は地方を捨てろ、都市に出よう。」
以上、家出人尾野からの提案でした。

そんな私ですが、5/6のイベントで実物に会うことができます。
参加者を絶賛募集中ですので、是非会いに来てくださいな。